心理から始まり、腸セラピー、そして自律神経の研究へ。来年、設立40周年を迎える株式会社ゲシュタルト研究所の歩みをご紹介します。

1. ゲシュタルト研究所の原点=気づき
ゲシュタルト研究所の原点は、前代表・荒川旬美(心理学博士、ゲシュタルトセラピスト)が実践してきたゲシュタルトセラピーにあります。その核にあるのは「気づき」です。
現代表の砂沢泰江は、10代のころから母である荒川旬美のもとで学び、その後、海外のエサレン研究所で学びを深めました。「今、ここで起きていること」に気づくことが、いまの施術で大切にしている「観察」の原点になっています。
2. 来年40周年を迎える、心と身体への取り組み
臨床心理への取り組みは、日本テレフォンサービス株式会社の時代から続いています。1987年には株式会社ゲシュタルト研究所を設立し、ゲシュタルト心理カウンセリングを通して、心と身体を切り分けずにみる姿勢を育ててきました。
3. アロマテラピーから腸セラピーへ
海外で心理学を専攻したあとは、心理に加えてアロマテラピーと身体ケアの臨床に携わってきました。心身ケアの臨床・実践は30年以上になります。
腸セラピーへの転機は2002年です。母の失明をきっかけに、腹部への施術と、そのときに起きる身体の反応の観察に本格的に取り組み始めました。

2005年2月には、講談社から『1日3分 腸もみ健康法』を刊行しました。出版のあとには腸セラピスト養成講座を開設し、腸セラピーを学ぶ人の輪が広がっていきました。
4. ヤング氏から託された「なぜ」
母の目のケアをしてくださった故ハワード・R・ヤング(Howard R. Young)氏から、生前に直接かけられた言葉があります。
「私は腸もみの“なぜ”は分からない。やすえさん、あなたが研究しなさい」
おなかに触れると、なぜ身体が変わるのか。ヤング氏から託されたこの問いが、その後の研究の出発点になり、いまも私たちの研究を支え続けています。
5. 新谷弘実医師との共著・交流
2009年には、内視鏡の権威である新谷弘実医師と『病気にならない腸もみ健康法』を共著で出版しました。新谷医師との交流を通して、腸の基本や腸内細菌などを学びました。

6. 自律神経・腹部刺激研究への発展
臨床で繰り返し観察してきた身体の反応が「なぜ起きるのか」を確かめるため、研究の対象を、腸と脳をつなぐ迷走神経、自律神経、腹部刺激への身体の応答へと広げてきました。女子栄養大学で栄養学を学んだあと大学院へ進み、迷走神経・自律神経・炎症反応をテーマに、動物実験による研究に取り組んで保健学修士を取得しました。理論の詳しい内容は「理論・研究」ページにまとめています。
7. インテスタージュ®へ
心理、アロマテラピー、栄養、研究の知見をひとつにまとめ、非侵襲的な腹部刺激による腸セラピー「インテスタージュ®」として体系化しました。2011年11月25日には日本インテスタージュ®セラピスト協会(現・腸もみ健康法協会)を設立しました。2013年には専門家向けの腸もみ専用機器「インテスタージュ®・bull」を発表し、2021年に「腹部深部刺激機器」として特許を取得しています。
8. 現在の臨床・研究・教育
東京・大塚のサロン Mother Aroma(マザーアロマ)は、医療の代わりではなく、必要な医療と並んで走る「伴走ケア」のサロンです。どこに相談したらよいかわからない不調に寄り添っています。現在はサロンでのセラピーを中心に、臨床の観察に測定・記録と研究知見を重ね、その方お一人おひとりに合ったケアを日々更新しています。
あわせて、腸セラピスト養成講座などを通して後進の教育に力を入れ、商品開発では「あかちゃんの菌®オプナニ」(2014年)と「サプリダシ」(2018年)を送り出してきました。
代表プロフィール
砂沢泰江(いさざわ やすえ)
株式会社ゲシュタルト研究所 代表
インテスタージュ®腸セラピー開発者
※新谷弘実医師との共著『病気にならない腸もみ健康法』は「砂沢佚枝」の著者名で刊行しています。