なぜ?自分の身体を感じる必要があるのでしょう

ヒトの栄養は基本的に7つの成分(6大栄養素と水)からなっています。エネルギー源は炭水化物と脂質、組織の成長にはタンパク質、ビタミン、ミネラル、微量元素が必須。

水分は代謝と代謝調整において重要。エネルギー源であるタンパク質、脂質、炭水化物は足りないところを補える。でも、ビタミン、ミネラルは独自の働きをもっているため、欠乏すると特異的欠乏症状が発生し成長障害などが生じる場合があるのです。

栄養学のパラダイムシフト

栄養学という学問は比較的、短期中期の栄養摂取不足や栄養素欠乏によって引き起こされる機能障害や発育不全などが研究の中心となっていた領域でした。これに対して、メタボリックシンドロームや動脈硬化、癌などに関与する、予防的栄養学は10年単位の長期間を有する疫学的知見によります。

研究がなされないのは再現性が乏しいから・・・

老化、癌、アトピー性皮膚炎、潰瘍、リウマチ、アルツハイマー病、リウマチなど長期間酸化ストレスに曝露されている状態にあると報告されています。また、これらの酸化ストレスを中和する成分、フラボノイドでも理解されてきています。

その数、約4000種とかなり多く、栽培環境、収穫時期、収穫後の保存状態などの条件によって含まれる有効成分は10倍も変わるのです。残念ながら「再現性が乏しい」のが栄養学で、学術論文になりにくいため研究が進まなかったのです。

残念ながら栄養素が体内で生理的利用可能量、すなわちbioavailability生体利用性や腸管での吸収率なども実は考えられていませんでした。要するに、食べたものが100%吸収されて血となり肉となるという考え方なのですが、また、アメリカと比べて、健康上余り好ましくない成分、すなわち反栄養素(長期に渡って摂取するべきではない食品成分、中長期に過剰摂取することを有害と考えられる成分)についてもあまり日本では調査が進んでいない・・・です。例えばアメリカでは、コレステロールや脂質、鉄なども20年の追跡調査がなされています。

また、微量有機化合物が欠乏することで、出血、骨形成、成長機能不全などを起こします。これらの生体作用について日本ではほとんど研究されていません。さらに、感染症や炎症のような病態化亢進に対して有効治癒させる栄養素や食事法についてもです。

今後、病態栄養学、予防栄養学などは私たちの健康維持において重要なポイントとなるでしょう。臨床現場においても確実に病態栄養学と普段の健康維持の栄養素は違いがあり、必要量やビタミン摂取の種類においても「別物」と考えられていくと思います。

インテスタージュ腸セラピーでは、通常の食事をパターン解析、認識し足りない食材から補充し、心理的身体的な体感変化をもたらすよう促進しています。そう、五感が重要なのです。その上で足りない場合にはビタミン摂取をするという段階的栄養素補充方法とっています。実際にどの食材をどの程度摂取する必要があるのかを腸セラピーを行いながらご自身の体の反応を見ながら促していきます。

 

 

 

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